脱出ゲームの作り方を学ぶなら最初に読むべき1冊【Unity】

脱出ゲームの作り方について、質問をいただくことがあります。

脱出ゲームで遊んでいて、自分でも作りたくなりました。
でも、作り方が分かりません。
このような質問です。
分からない部分を深掘りしてみると、次のような感じです。
  • そもそも、何を使ったら脱出ゲームが作れるのか分からない
  • ゲームが作れるソフトは分かるけど、脱出ゲームの作り方が分からない

今回は、脱出ゲームを作りたいと思っている、プログラミング初心者の方に向けた解説をしたいと思います。

脱出ゲームの作り方が分かる1冊【Unity】

最初に、結論からお話ししますね。

脱出ゲームの作り方を本で学ぶなら「一択」です。

「本は苦手・・・」って方もいるかと思います。
本の内容とは別になりますが、動画で脱出ゲームの作り方を学習することも可能です。

【Udemy】Unity2D脱出ゲーム開発入門

ゲーム開発ならUnity

本のタイトルにもなっていますが、ゲーム制作にはUnityを使います。
Unityはマルチプラットフォーム対応で、AndroidやiOSをはじめPS4/PS5やSwitchのゲームも開発可能です。
2D・3D、どちらの脱出ゲームも開発が可能です。

脱出ゲーム 作り方

NEAT ESCAPEの脱出ゲームもUnityで作っています。

  • Androidアプリ
  • iOSアプリ
  • PC向けにHTML5ゲーム

違うプラットフォームでも開発環境を変える必要がないので、効率的です。

Unityは基本的には無料で使えます。

有料の条件などもありますが、これからプログラミングに挑戦する方には当てはまらない可能性が高いと思うので、無料で使えるかと思います。

アセットストア

Unityではゲーム内で使える便利ツールや素材もたくさんあります。

無料・有料のどちらもあります。

脱出ゲームを作る過程で「素材どうしよう・・・」と悩んだ時はアセットストアを覗いてみるといいかもしれません。

脱出ゲームの作り方を学べる本【Unity】

先にも述べましたが、脱出ゲームの作り方を本で学ぶなら「一択」です。
実際に私も持っています。

肝心の本の中身ですが、7つの章に分かれています。

  1. Unityでの開発準備
  2. C#の基本
  3. 条件分岐と繰り返し
  4. Unityのプログラミング
  5. 脱出ゲームの作り方
  6. 物理パズルの作り方
  7. 実機テストやアプリの公開方法

①Unityの開発準備

UnityやC#ついての解説と、アカウント作成からインストールまで図解で詳しく書いています。

②C#の基本

Unityのプロジェクトの作り方から、プログラムの基本用語などを覚えます。

③条件分岐と繰り返し

条件によっての切り替え方、繰り返し処理、配列などを学びます。

④Unityのプログラミング

Unityの仕組み、画像表示、オブジェクト制御などを学びます。

⑤脱出ゲームの作り方

タイトル画面やクリア画面、部屋を作って移動や仕掛けなどを学びます。

⑥物理パズルの作り方

物理パズルゲームの作り方が学べます。

⑦実機テストやアプリの公開方法

Android、iOSでの実機テストとアプリ公開方法を学びます。

プログラミングが初めての方

プログラミングが初めての方は、②③④のC#の基礎的な部分とUnityの操作の部分を理解するのに時間が掛かると思います。

何でもそうですが、初めての時は覚えることが沢山あったりします。
誰もが通る道ですので、自分のペースで学習するといいと思います。

「本は苦手・・・」って方もいるかと思います。
本の内容とは別になりますが、動画で脱出ゲームの作り方を学習することも可能です。

【Udemy】Unity2D脱出ゲーム開発入門

脱出ゲームの作り方のチャプター

②③④があまり理解できなくても⑤の「脱出ゲームの作り方」に進み、実際に作りながら学習するのがベストだと思います。

素材もダウンロードできるので、本と同じ脱出ゲームを制作できます。
「習うより慣れろ」の感じで、本に沿って作っていきましょう。

実機テストやアプリの公開方法

⑦の「実機テストやアプリの公開方法」については、時代の流れによって、その都度確認する必要があります。

本の内容ではUnity2020を使用しています。
Unityもアプリストアも進化をしています。

GooglePlayやApp Storeでも、ルールが変わったり、推奨する方法があったりします。
極端な話ですが、「今日は良くても、明日からはダメ」ってこともありますので、その都度調べてもらうしかありません。

脱出ゲームを作った後は

本の通りに脱出ゲームを作った後ですが、「その後はどうしたらいいんだろう?」と疑問が出てくると思います。

本の中に書いてあるプログラミングのコードは自分のアプリ開発で「使用可」となっています。
ダウンロードした画像については「使用不可」です。
画像は、別途で用意しましょう。

本の通りに作った脱出ゲームをベースにして、自分で用意した画像などを使ってオリジナルの脱出ゲームにします。

本の通りに作った脱出ゲームでは、内容が短すぎる感じがします。
ですが、うまく利用することもできます。

それが、「ステージ制の脱出ゲーム」です。
1つ1つのステージは短い内容ですが、何個もステージ作ることで、アプリのボリュームを出すことができます。

ここで、本には載っていないカスタム事例を1つ紹介します。

本の通りに脱出ゲームを作った方には分かると思いますが、「押すと色が変化する金庫のスイッチ」のギミックがあります。

 

このスイッチの画像を「数字」や「アルファベット」や「ローマ数字」の画像に変更して、コード内のボタンカラーも、それぞれ分かりやすく変更します。

これだけで、「数字入力」「アルファベット入力」「ローマ数字入力」のギミックを増やすことができます。

あとは、ヒントを用意するだけです。
ステージによって、ギミックを使い分けることができます。

最初は、複雑な脱出ゲームを作るのは大変です。

慣れてきたら、謎やアイテムを追加したり、移動できる範囲を広くしたりして、複雑な脱出ゲームに挑戦したらいいと思います。

脱出ゲーム作り方まとめ【Unity】

脱出ゲーム 作り方

脱出ゲームで遊んでいて、自分でも作りたくなりました。
でも、作り方が分かりません。

脱出ゲームの作り方を学ぶなら「UnityではじめるC#」で学習するのが、良い方法だと思います。
その他の選択としては、動画学習も「あり」だと思います。

プログラミングが初めての方は、どうしても理解するまで時間が掛かってしまいます。
誰でも初心者の時期があり、通る道です。

ですが、Unityの全てを理解する必要はありません。
一部分だけ理解できれば、脱出ゲームが作れます。

最初は苦労するかもしれません。
でも、脱出ゲームを作りたいと思っているなら、挑戦してみてはいかがでしょうか?

参考になれば幸いです。